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アトピーは「治らない病気」ではない
2021.9.05
毎年のように、アトピーで悩む子を担任します。
何かアドバイスできることはないかと思い、『アトピー完全克服マニュアル』を読んでみました。
▼ アトピーは「治らない病気」ではない
【赤嶺福海(2004)『アトピー完全克服マニュアル』、たま出版】
『アトピーは「治らない病気」ではない』と著書の赤嶺氏。
本書をもとに、克服するポイントを9点にまとめてみました。
【克服の9ポイント】
① 無農薬・無添加の食材を使った伝統的な和食を心がける。
② 砂糖をなるべく摂らないようにする。
③ 腸内の細菌バランスを整えるため、乳酸菌を摂取する。
④ 日々、良質なミネラルを補給する。
⑤ 適切な殺菌剤と保湿剤で炎症部分のスキンケアを行う。
⑥ 早寝早起きをする。
⑦ 外出して、よく歩く。
⑧ よく話し、よく笑う。
⑨ 姿勢を良くする。
どれも当たり前のようで、なかなかできることではないと感じました。
特に、子どもであれば、①②③の食生活に関わることはコントロールすることが難しいと思います。
9ポイントに加えて、「空気のきれいな環境で過ごす」ことも欠かせないと私は思います。
「血流をよくするとアトピーが改善する」と認識しているからです。詳しくはまた別な記事で書きたいと思います。
以下、本書の中から気になった箇所を抜粋しました。
・現在これほど多いアトピーが、ほんの40年ほど前にはほとんど皆無だった
・アトピーが先進国にしか見られない病気
・ステロイド剤の塗布は、皮膚に現れた症状という”結果”のみを無理やり黙らせ、押さえ込もうとする対症療法にすぎない
・ステロイド剤の塗布は、本来なら皮膚表面に常在する有用菌を死滅させ、皮膚のバリア機能を破壊してしまう
・ステロイドホルモン剤には、皮膚呼吸であっても腎臓や肝臓に負担をかけ、患者の免疫系を大きく狂わせる作用がある
・伝統ある東洋医学、インド医学、民間療法といった、長い年月をかけ伝承と経験に裏打ちされた治療体系のほうが、まだ頼りになる
・3歳までに一度でもステロイドを使ったことがあれば、何らかのリバウンド症状は18歳までに起こる可能性が高くなる
・アトピー患者にジュースやアイス、ケーキなどの菓子類は厳禁
・乳液やクリーム類には、原料である水と油を混ぜるために、必ず乳化剤(別名「界面活性剤」)が使われている
・治すのはあくまで生体本来の新陳代謝であり、自然治癒力
「ステロイド剤の塗布は、本来なら皮膚表面に常在する有用菌を死滅させ、皮膚のバリア機能を破壊してしまう」という言葉は正直、信じたくはないです。
ステロイド剤(副腎皮質ホルモン)を塗ると治ったようには見えるけれど、もともと体内でつくられる天然の副腎皮質ホルモンを受けつけなくなる。そして、ステロイド剤に依存するようになる…。
小児科では、肌荒れがあると簡単にステロイド剤を処方してくれます。
ですが、ステロイド剤は本当に塗っていいものなのか、慎重に判断すべきだと考えさせられた一冊です。
教え子には、早寝早起きをすること、外出してよく歩くこと、よく話してよく笑うこと、姿勢を良くすることを、改めて伝えていきたいと思います。
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